暴落時でも安心なセミリタイア|資産が半分になった場合のシミュレーション

セミリタイア

セミリタイアを考えるとき、多くの人が抱く最大の不安——

それが 「暴落で資産が半分になったらどうする?」 という問題です。

しかし結論から言うと、

👉 暴落時も“働き方”と“取り崩し方”を調整すれば十分に生き残れる

👉 むしろ暴落を前提に計画しておけば、長期的に安定する

この記事では、

資産が50%に減ったケースのシミュレーション を行いながら、

暴落時でも破綻しないセミリタイアの方法を解説します。

1. 前提:資産3000万円 → 暴落で1500万円になったら?

まずは極端なケースを仮定します。

  • セミリタイア開始時:3000万円
  • 暴落後:1500万円(−50%)

通常なら「もう無理だ…」と思ってしまいますが、

重要なのは “取り崩し率”と“働く金額”の調整” です。

2. 取り崩しをしなければ資産は回復しやすい

暴落時に最もダメなのは、

資産をガッツリ取り崩してしまうこと。

逆に、

  • 生活費の一部を働いてカバー
  • 資産の取り崩しを最小限に
  • インデックスメインで運用継続

を徹底すれば、株価は数年で回復する可能性が高いです。

3. 暴落後1500万円で生活費15万円の場合

● 必要生活費:月15万円(年180万円)

→ 資産だけに頼ると1年で減ってしまう

しかし、働く量を少し調整するだけで状況は激変します👇

● 月10万円働く

不足:5万円(年60万円)

→ 取り崩し率:60万 ÷ 1500万 = 4%

※短期的には4%でも可だが長期は危険

→ 回復後は取り崩し率を2〜3%に戻すのがポイント

● 月5万円働く

不足:10万円(年120万円)

→ 取り崩し率:120万 ÷ 1500万 = 8%

→ この状態が長期化すると破綻リスク大

→ 働く量か生活費を見直す必要がある

● 月12〜15万円働く(短期対策)

不足:3万円以下

→ 取り崩し率:1〜2%

👉 暴落直後は“働く量を一時的に増やす”のが最も安全。

4. 月12万円生活に下げると一気に安定する

生活費を下げるという選択肢も非常に強力👇

  • 生活費:月12万円
    → 年144万円
  • 月7〜10万円働けば資産取り崩しゼロ
    → 資産1500万円でも十分耐えられる

👉 生活費を3万円下げるだけで必要資産は900万円分下がる計算

(144万 ×25 = 3600万 → 180万 ×25 = 4500万)

5. 暴落後の“回復期”をどう乗り切るか

セミリタイア中の暴落でも、

回復期の対策を知っておくだけで破綻率は大きく下がります。

① 取り崩し率を2%以下に抑える

資産を守りながら時間を稼ぐ。

② 働き方を柔軟に増やす

  • 在宅ワーク
  • 週1〜3日勤務
  • 単発バイト
    などで補う。

③ 運用は止めない(売らない)

暴落時に売る=最悪の選択。

④ 収入源を増やす

副業は“暴落耐性”を大きく上げる。

6. 暴落でも破綻しないセミリタイアの結論

暴落は避けられません。

しかし、以下が揃っていれば致命傷にはなりません👇

  • 生活費の最適化
  • 副業(3〜10万円)
  • 軽い労働(週1〜3日)
  • 取り崩し率2〜3%
  • インデックスで長期運用

👉 暴落は「計画していれば怖くない」。

むしろ、長期で見れば資産が回復し、

“暴落耐性のあるセミリタイア”が完成します。

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