セミリタイアに興味を持ち始めるのは、20代・30代が最も多いと言われています。
「この年収なら、どれくらい資産があればセミリタイアできる?」
「今の収入のままでも間に合う?」
そんな疑問に答えるために、この記事では 収入別に“目指すべき資産の目安” をわかりやすく解説します。
1. セミリタイアの資産は「生活費から逆算」するのが基本
20代・30代で目指す資産額は、次の2つで決まります。
- 毎月の生活費がいくらか
- 働く量をどれくらい減らしたいか
完全リタイアではなく、
「働く量をコントロールする」ことを前提にすると、
必要資産はかなり少なくて済みます。
2. 年収別|セミリタイア資産の現実的な目安
以下は、20〜30代で一般的な年収レンジをもとにした 現実的な資産ライン です。
● 年収400万円の人
→ 目指す資産:2,000万円前後
生活費を月15万円ほどに抑えられる人が多く、
2000万円×年利3%=年間60万円の資産収入
副業や時短勤務と組み合わせれば十分成立します。
● 年収500万円の人
→ 目指す資産:2,500万円前後
家賃・固定費の調整がしやすく、生活防衛資金も作りやすい層。
2,500万円×年利3〜4%=年間75〜100万円の資産収入
働く量を半分にする“セミリタイア”が最もしやすい。
● 年収600万円の人
→ 目指す資産:3,000万円前後
収入が高い分、生活費も上がりやすいので意識調整が必要。
3,000万円×年利3%=年間90万円
“週3勤務+資産収入”の組み合わせなら余裕のある生活が可能。
3. なぜ年収が高いほど「必要資産」も増えるのか?
理由はシンプルで、
生活水準が上がるほど生活費も上がるから です。
- 毎月の固定費が高い
- 持ち物や趣味が高額
- 住む場所の平均コストが高い
これらは心理的にも下げにくく、
結果的に“必要資産”も大きくなってしまいます。
逆に、生活水準を整えられる人は、
年収がいくらであってもセミリタイアが早く訪れます。
4. 20代・30代が最優先でやるべきことは「貯める力」をつけること
20〜30代で最も差がつくのは、
“どれだけ早く資産運用に回せるか” です。
まず取り組むべき3つ
- 固定費の見直し
- 毎月の投資額を決める(つみたてNISAなど)
- 副業で少しでも収入を増やす
年収が上がることよりも、
「使わずに投資へ回せる割合」が大きいほど、資産形成は一気に加速します。
5. セミリタイアまでのロードマップ(20代・30代版)
Step1:生活費の把握
まずは家計管理アプリで“見える化”。
Step2:目標資産額を決める
年収別に上の目安を参考に。
Step3:つみたてNISAで投資を習慣化
投資額を毎月自動で引き落としにするのがポイント。
Step4:副業で「もう1つの収入源」を作る
月5〜10万円でも、自由度が劇的に上がる。
Step5:生活防衛資金(6ヶ月分)を確保
リスクを最小限に。
Step6:働き方を少しずつ調整
在宅・時短・週3など、収入をゼロにしない働き方が最強。
6. まとめ|20代・30代は“今動けば一番有利”
若い年代で動ける最大のメリットは、
時間という最強の武器を持っていること。
- 収入が低くてもOK
- 少額からでも投資が育つ
- 副業のスキルが積み上がる
- 生活水準が低く保てる
この4つが揃う20〜30代こそ、セミリタイアを最も実現しやすい世代です。
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