「セミリタイアって実際いくらあればできるの?」
「独身と夫婦ではどれくらい違うの?」
こんな疑問を持つ人は多いです。
結論として、最低資産ラインは“家族構成×生活費”で大きく変わるため、一概には言えません。
この記事では、
独身・夫婦・子なし家庭の3パターンで必要資産の目安を比較し、あなたに合った現実的なラインを解説します。
1. セミリタイアに必要な最低ラインは「生活費×20年」が目安
「4%ルール(生活費×25年)」は完全リタイアを想定した数字です。
セミリタイアの場合は、
働く量を少し残す前提で“生活費×20年”ほどでOK とされています。
たとえば生活費が月15万円なら、
→ 年180万円 × 20年 = 3,600万円
ただし“セミ”なので、
働く金額が増えれば必要額はもっと小さくできます。
2. 独身のセミリタイア|最低資産ラインの目安
独身は 生活費が最もコントロールしやすい メリットがあります。
● 月13〜17万円で暮らせる場合
→ 必要資産:1,500万〜3,000万円
- 家賃・食費・通信費を抑えられる
- 仕事を少し残すだけで成立しやすい
特に家賃を下げられる人は、最短でセミリタイアに到達します。
3. 夫婦のセミリタイア|必要資産は増えるがメリットも大きい
夫婦は一見お金がかかりそうですが、
実は「固定費をシェアできるためコスパが良い」パターンも多いです。
● 夫婦2人(子なし)
→ 必要資産:3,000万〜5,000万円
- 家賃・光熱費が半分ずつ
- 食費がそこまで倍にならない
- 互いに月5万円ずつ働けば成立
“2人で月10万円入る”という仕組みは、セミリタイアとの相性が抜群です。
4. 子なし家庭|生活水準の調整で大きく変わる
夫婦+子なしの場合は、
生活費次第で必要資産が大きく変わります。
● 生活費が月20万円
→ 必要資産:3,500万〜4,500万円
● 生活費が月25万円
→ 必要資産:4,500万〜5,500万円
子どもがいない分、固定費を抑えられる人が多く、
こちらもセミリタイアを実現しやすい層です。
5. 働く金額によって必要資産はここまで減る!
セミリタイアの強みは「働く金額を調整できる」こと。
月いくら働くかで必要資産は大きく変わります。
● 月10万円働く場合
→ 必要資産は 1,500万〜3,000万円
● 月5万円働く場合
→ 必要資産は 2,000万〜4,000万円
● 完全リタイアしたい場合
→ 最低でも 3,500万〜6,000万円 は必要
働く量を0にするかどうかで現実性が大きく変わります。
6. まとめ|最低資産ラインは“生活費と働き方”で決まる
独身・夫婦・子なし家庭で比較すると、次の結論になります👇
- 独身:1,500万〜3,000万円
- 夫婦:3,000万〜5,000万円
- 子なし家庭:3,500万〜5,500万円
ただしこれは「完全に働かない」を前提とした数字。
月5〜10万円働けば、必要資産はぐっと下がるのがセミリタイア最大のメリットです。
あなたの生活費と働き方に合わせた“自分だけの必要資産ライン”を見つけましょう。
コメント