💡「増配株」とはなにか?
配当投資には「高配当株」と「増配株」という2つの考え方があります。
高配当株が“今の利回りを重視する投資”であるのに対し、
増配株は“将来の利回りを育てる投資” です。
増配株とは、企業が毎年のように配当金を少しずつ増やしていくタイプの銘柄。
例えば、1株あたりの配当が「50円 → 55円 → 60円」と右肩上がりに増えていく企業のことです。
🌱 増配株の最大の魅力:長期保有で利回りが上がる
たとえば、年利2.5%の株を10年保有し、毎年5%ずつ増配してくれたとします。
10年後の配当は約4.1%の実質利回りになります。
つまり、**増配株は“時間をかけて利回りが成長する”**タイプの投資。
インカム(配当)とキャピタル(株価上昇)の両面でリターンを狙える点が魅力です。
🏢 日本の代表的な増配企業
長期にわたって増配を続けている企業には、共通点があります。
- KDDI(9433)
→ 20年連続増配。通信事業で安定収益。 - 花王(4452)
→ 30年以上連続増配。景気に左右されにくい生活必需品企業。 - 伊藤忠商事(8001)
→ 増配+自社株買いも積極的。商社株の中でも配当方針が安定。 - 任天堂(7974)
→ 利益変動はあるが、長期的に増配を意識する方針。
これらの企業は、業績が安定しているだけでなく、
「株主還元」を明確な経営戦略として掲げているのが特徴です。
⚠️ 増配株の注意点
魅力的な増配株にも、注意すべきポイントがあります。
① 増配が「無理やり」になっていないか
企業によっては、業績が伸びていないのに配当を無理に増やすケースがあります。
この場合、配当性向が急上昇し、将来的な減配リスクが高まります。
→ 対策:過去5年の「配当性向」と「利益推移」を必ず確認。
② 成長性が止まると、配当も頭打ちになる
増配は“企業の成長”が前提です。
業績のピークを迎えた企業では、増配余地が小さくなります。
→ 対策:新規事業や海外展開など、成長の余地がある企業を選ぶ。
③ 株価下落時に心理的にブレないこと
増配株でも株価が下がることはあります。
しかし、増配が続いている限り、「配当は伸びている」と捉え、
長期視点で保有を続けることが大切です。
🔁 高配当株と増配株の組み合わせ戦略
理想は、「安定+成長」のバランス型ポートフォリオ。
- 高配当株で「今の配当」を得る
- 増配株で「将来の配当」を育てる
この2つを組み合わせることで、
短期的にも長期的にも安定したキャッシュフローが実現できます。
🌿 まとめ
- 増配株は「時間とともに配当が増える」育てる投資
- 財務が健全で利益成長が続く企業を選ぶのがカギ
- 高配当株との組み合わせで、バランスのとれた配当戦略を構築
💬 今日の1株が、10年後に倍の配当を運んでくれるかもしれません。
焦らず、育てるように保有していくのが、増配投資の真髄です。
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